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■「幸福」とは何かを考えると、無駄がなくなります最近、テレビや雑誌でセレブの生活が特集されたりしていますが、若い娘さんが、ああいう生活を見ますと、「お金があれば幸せになるだろうな」と考えてしまうのではないでしょうか。 お金があれば、借金に追い立てられるようなことはなく、いつも高級外車を乗り回し、冬になれば、沖縄の別荘で快適に過ごし、夏になれば、涼しい北海道でのんびりひと夏過ごし、立地に生活できたら、いかに幸福感に浸れるだろうと夢を描くものです。 こうなると、お金持ちになることこそが、幸せの大前提であり、「お金持ち=幸福」という幻想を抱くようになります。 本当にそうでしょうか。 あのマイケルジャクソンを見たらわかるでしょう。 先般、マイケル・ジャクソン急死のニュースが全世界を駆け巡りましたが、あのマイケル・ジャクソンは疑うことなき大金持ちでした。 大きな屋敷に住み、物質的に手に入らないものは何ひとつなかったと、誰もが思いましたが、一方では、「幸せとはいったいなんだろう」と、世界中の人がもう一度人生とはなんだろうと自問自答されたのではないでしょうか。 たとえば、1万坪の敷地に千uの屋敷を建て、天涯孤独でたった一人ぽっちで住まなければならないことを想像してみてください。 ぞっとするではないですか。何でも分(ぶん)相応が大事で、一人で住むなら、ひとりで生活するのに便利な大きさの家が良く、大きな豪邸に住むのであれば、それに見合うだけのライフスタイルが必要となります。 ですから、物質的に必要以上に恵まれても、気苦労が大きくなるだけで、心が満たされることなく、決して物質の豊かさで心が豊かになることはありません。 幸せとは、心が満たされた状態ですが、この心の満たされ方は、人それぞれによって違い、それによって幸せのあり方も違います。 お金で苦労している人は、お金を得ることだけに汲々として、それのみが幸せの第一歩であるように考え、幸せの本質を見失っています。 まずは、自分にとって何が幸せなのか、どうすれば幸せになれるのかを真剣に考え、自分だけの幸せの本質がはっきりと自覚できるようになれば、その心の満たされ方によって自然にお金は集まってきますし、また、お金の扱い方ももっとうまくでき、自然と倹約するようになるはずです。 |
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