|
■お金持ちは倹約はするがケチではない皆さんも幼稚園の頃に「大きくなったら何になりたい?」と聞かれたら、「お医者さんになりたい」、「新幹線の運転手になりたい」、「パイロットになりたい」、あるいは「野球選手になりたい」と一度は答えたこともあるでしょう。 それが、成長するにつれて、同じ質問をすると、即座に「お金持ちになりたい」と答えるでしょう。 幼い頃なら「あのテレビで人気のあるおもちゃを買いたい」、「最新型のテレビゲームも買いたい」と。 成人したら、「あの高価なブランド物を手に入れたい」、「高級エステできれいになりたい」「ハイビジョンテレビが欲しい」など、いろいろ購買欲が高まりますが、これらは、お金があれば、すべて解決できることを知っているからです。 このように小さいごろから、お金がないと、自分の欲しいものが自由に手に入らないことを知っているからこそ、「お金持ち」へのあこがれは強まるわけです。 それでは、「お金持ち」を将来にわたり持続できる人とは、どういう人を指すのかといえば、「大金を持っている」というだけではちょっと説明不足です。 「大金を持っていて、なおかつ、日常倹約に努め、心が安定している人」が本当のお金持ちです。 ここで、心が安定しているとは、「お金があることによって心が浮き足立たず、生活はお金の多寡にかかわらず、地味に生活している人」とでも言えましょうか。 たとえば、宝くじで100万円が当たったとしよう。 Aさんは、贅沢三昧で、1週間で使い切ってしまった。 Bさんは、70万円のブランド物を買って、手元に30万円残った。 Cさんは、100万円全額、貯蓄した。 この場合、Cさんのように心が安定していて、たとえ宝くじで当たったお金でも、浮き浮きするようなことはなく、いつもどおりの生活を継続し、お金を倹約して全額貯金に回す人が、本当のお金持ちです。 ただ、お金持ちの条件には、もうひとつ大切なものがあり、それは、倹約するがケチではないことです。 「お金持ちほど1円に細かい」といわれますが、それは彼らがお金の動きを熟知しているからであり、倹約するときは徹底的にしますが、いざという時には、大金を躊躇することなく使うことのできる人が、お金持ちです。 ただ、大金を躊躇なく使うといっても、無駄な出費に使うのではなく、将来の投資のため、あるいは人助けのために使える人です。 |
|
|||
Copyright(c)2014 お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策 all rights reserved. |