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■子供のために残した遺産で子供の仲が悪くなる★お金で苦労しないためには、子供には、お金よりも金銭感覚を残そう 「せめて残された子供が苦労しないように」という親心から、子供にお金を残している人がいます。 しかし、親が中途半端な財産を残していると、子供が苦労します。 お金が多ければ、遺産分割の際に、子供同士で兄弟ゲンカを始めます。 お金が少しでもあれば、それまで一生懸命働いていた子供が、そのお金を頼りにして働かなくなります。 これではいけません。 貯金は、自分自身の老後を子供に頼らないでも生きていけるように、持っておくべきものです。 「私はお金を持っているから、子供たちが面倒をみてくれるだろう」という感覚でいても、思うようにはいきません。 自分はあと何年ぐらい生きるだろうから、生活費はこれぐらい必要だ、という見積もりを立て、死ぬ時に収支がちょうどプラス・マイナス・ゼロになるようにする。 これがお金の一番きれいな使い方です。 この「プラス・マイナス・ゼロ」という感覚が大事です。 たくさん収入があって脱税をする人は、「プラス・マイナス・ゼロ」のバランスが崩れています。 収入を使いきれていないのです。 5億円の収入に対し、2億5000万円の税金がかかってきた。 2億5000万円をできるだけ取られないようにと隠すのは、間違っています。 2億5000万円、使えばいいのです。 使えないのは、その人が身に余る収入を得ているからです。 使い切れないお金を手にしてはいけません。 余ったお金は、税金で取られてもいいのです。 そのお金をそのまま持っていても、絶対に自分のためにはなりません。 どんなごちそうでも、100人前を食べることはできないのです。 それなら、みんなにごちそうするのです。 税金で取られるか、自分で使ってしまうか、どちらかです。 自営業者には、その感覚があります。 サラリーマンは自分の使える経費が限られているから、その感覚がありません。 「できるだけ税金を取られたくない」という発想になっています。 不景気だからお金を使わない、税金を取られたくないという、間違った方向に行ってしまうのです。 |
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