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■少額の借金をする人が自己破産する
★お金で苦労しないためには、少額の借金ほど気をつけよう
自己破産する人は、浪費家だという印象をもたれます。
ところが、何千万円という借金を抱えて自己破産する人は、ほとんどいません。
借金の単位としては、何十万円までです。
たったそれだけでの借金で、行き詰って人生をダメにしてしまう人が大勢います。
何千万円とか何億円の単位で自殺する人は、意外に少ないのです。
借金で首を吊ってしまう人の借金額を聞くと、何十万円、せいぜい何百万円です。
たかだか何十万円、何百万円のことで、どうして人生を棒に振って、命を捨ててしまわなくてはいけないのか。
ですが、借金で一番苦しいのは、何十万円、何百万円なのです。
そのぐらいの借金が返せない時に、人間は一番つらい状況に追い込まれます。
何十億、何百億の借金を抱えている人は、案外平気な顔をしています。
それを無理やり取り立てに行くと、貸している銀行がつぶれるからです。
もしも本人がバンザイをして、「もう返せません」と開き直ったら、その銀行は何百億円もの不良債権を抱えてしまうことになります。
そのうわさが世間に広まったら、銀行が倒産してしまいます。
だから、思い切り借りている人は、意外と平気な顔をしているのです。
たとえば、カードで買い物をしすぎて借金を抱え込んでしまったとか、小銭を増やそうと思ってマルチ商法にひっかかった人たちが、一番つらいところへ追い込まれるのです。
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